レアル・マドリーのガレス・ベイル【写真:Getty Images】
相手サポーターへの侮辱・挑発とも取られるジェスチャーにより、最大で12試合の出場停止処分を受ける可能性もあるとみられていたレアル・マドリーのFWガレス・ベイルだが、“お咎め無し”に終わることになりそうだ。スペイン紙『マルカ』などが伝えている。
問題視されていたのは、今月9日に行われたアトレティコ・マドリーとのダービーマッチでベイルが見せたジェスチャー。3-1のダメ押しゴールを決めたあと、左手を右腕に当てて右手を突き上げるような動きをみせた。これは中指を立てるのと同様の意味を持つ侮辱の仕草だとされ、アトレティコサポーターに向けたものではないかと受け止められていた。
リーガからの訴えを受け、スペインサッカー連盟の競技委員会ではベイルのジェスチャーについて審議を開始。侮辱・挑発の意図があるとみなされた場合、最大で12試合という重い出場停止処分が下される可能性もあると報じられていた。当初は先週水曜日に裁定が予定されていたが、結論は延期されていた。
だが結局、競技委員会はベイルに対して処分を下さないという結論でこの一件に終止符を打つことを決めたようだ。マドリーは27日に行われるコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝2ndレグと週末に行われるリーガ第26節の試合で宿敵バルセロナとの“クラシコ2連戦”を戦うが、ベイルはこれらの試合にも出場可能ということになる。
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