セルティックとプロ契約を結んだカラモコ・デンベレ【写真:Getty Images】
昨年12月にセルティックとプロ契約を結び、2月22日に16歳の誕生日を迎えたばかりのカラモコ・デンベレが現地時間25日、セルティックのリザーブチームの一員として先発出場を果たし、90分間ピッチの中で躍動した。得点こそなかったものの、チャンス連発のデンベレに複数の英紙が高評価を与えている。
2016年10月、当時13歳だったデンベレがセルティックの下部組織(U-20)の試合に出場し話題を呼んだ。同年12月には13歳ながらU-15イングランド代表としてデビューを果たし、U-15トルコ代表との試合で1アシストを記録して5-3の勝利に貢献している。また、U-15オランダ代表との試合ではキャプテンマークを巻いてプレーした。
イングランドとスコットランドの間でデンベレの争奪戦が繰り広げられており、U-17スコットランド代表としても活動している。現在はドルトムントの下部組織(U-17)に所属する14歳のユスファ・ムココの方が注目を集めているが、その裏でデンベレも成長を遂げていた。
そんなデンベレが、キルマーノックFC戦で初の先発出場。20歳を超える選手たちと共にスタメン起用されている。英紙『belfastlive』は、デンベレに10段階中「7」の高評価を与えた。いくつもチャンスを作ったが、相手のGKにセーブされたと伝えている。
また、英メディア『HITC』はタイトルに「セルティックの“天才”カラモコ・デンベレ。興奮するパフォーマンスを見せた」とつけ、「初の先発出場だったが、彼は90分間フルで戦った」「ずっと脅威だった」「1-0の試合で決勝点を決めたのはアームストロング・オコフレックスだったが、デンベレには特別な才能があることを証明するための多くの見せ場があった」と評価している。
16歳の誕生日を迎えたことで、セルティックのトップチームに昇格することも可能となった。すでにトップチームに混ざって練習を行なっている。果たして、今季中にトップチームデビューも果たすのだろうか。
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