ラツィオのクラウディオ・ロティート会長【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのラツィオは、負傷者の続出とチームの不振による苦しい状況を脱出するため“神頼み”に訴えた。伊紙『メッサッジェーロ』が伝えている。
ラツィオは現地時間20日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦2ndレグのセビージャ戦に0-2で敗れ、欧州の舞台から姿を消した。セビージャとの2試合およびセリエAのジェノア戦を合わせて公式戦3連敗を喫している。
さらに、チームは多くの負傷者も抱えている。穴埋めのためユースチームから引き上げた選手までもが負傷したことで、クラウディオ・ロティート会長はチームが不運のサイクルを脱するためには超自然的な力に頼らざるを得ないと考えたようだ。
ロティート会長はクラブ練習場に司祭を呼び、グラウンドとドレッシングルームに“祝福”を与えるよう頼んだとのこと。メディアによっては「エクソシスト」に頼ったとも伝えられている。ロティート会長がこの手の手段に訴えるのは就任以来5回目だという。
いずれにしても、今後2試合のビッグマッチで結果が出ないようであればシモーネ・インザーギ監督の立場は危うくなるとの見方もある。26日にはコッパ・イタリア準決勝1stレグでミランと対戦し、3月2日にはセリエAでローマとのダービーマッチを戦う。
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