ローマのスポーツディレクターを務めるモンチ氏【写真:Getty Images】
アーセナルは、ローマのスポーツディレクター(SD)を務めるモンチ氏にオファーを出し、来季からクラブのテクニカルディレクターとして迎え入れる可能性が高くなっているとみられている。スペイン紙『マルカ』、英紙『ミラー』などが伝えた。
アーセナルのスカウト部門代表を務めていたスヴェン・ミスリンタート氏は今月8日付で退団。クラブは新たな強化担当者を探しており、現在アヤックスで幹部を務めるクラブOBのマルク・オーフェルマルス氏なども候補に挙げられつつ、モンチ氏が“トップターゲット”だとも報じられていた。
ローマとの契約を2020年まで残しているモンチ氏だが、その契約には100万ポンド(約1億4500万円)前後の契約解除金が設定されているという。アーセナルは引き抜きに向けたオファーを出し、モンチ氏が応じることに自信を持っているようだ。モンチ氏には他にマンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマンなども関心を示しているとのことだが、本人の希望はプレミアリーグだとされている。
モンチ氏はセビージャでSDを務めた時期にセルヒオ・ラモスやイバン・ラキティッチ、ダニエウ・アウベスなど多くの選手の発掘に寄与し、同氏の獲得した選手らの活躍によりチームはヨーロッパリーグ3連覇などを成し遂げた。その際にセビージャを率いていたのが現アーセナルのウナイ・エメリ監督であり、両者はアーセナルで3年ぶりに再会することになるかもしれない。
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