レアル・マドリーのガレス・ベイル【写真:Getty Images】
相手サポーターへの挑発・侮辱とも取れるジェスチャーを行ったとして、出場停止処分の可能性が審議されていたレアル・マドリーのFWガレス・ベイルだが、結論は延期されることになった。スペイン紙『アス』などが伝えている。
問題とされているのは、現地時間9日に行われたアトレティコ・マドリーとのダービーマッチでベイルが得点後に見せたジェスチャー。74分に勝利を大きく引き寄せるゴールを決めたベイルは、左手を右腕に当てながら右手を突き上げるような動きを見せた。
ベイルのジェスチャーは、中指を立てるのと同様の意味を持つ侮辱の仕草ではないかと受け止められた。真意は定かではないが、ブーイングを浴びせていたアトレティコサポーターに対する反感が込められていたのではないかとみられていた。
リーガはベイルの行為を問題視し、スペインサッカー連盟の競技委員会が審議を開始。規定によれば最大で12試合の重い出場停止処分が下される可能性もあると伝えられていた。
当初は20日にその結論が下されることが見込まれていたが、競技委員会は結論を延期することを決定したとのこと。さらなる情報を収集した上で改めて審議を行うようだ。来週にはコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)とリーガで宿敵バルセロナとの連戦が予定されており、決定のタイミング次第では、軽い処分でもベイルのクラシコ出場に影響があるかもしれない。
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