ニュルンベルクの久保裕也【写真:Getty Images】
ドイツ1部のニュルンベルクに所属するFW久保裕也は20日に公式ブログを更新し、現地時間18日に行われたボルシア・ドルトムントとの試合を振り返った。
首位に立つドルトムントをホームに迎えたブンデスリーガ第22節の試合に、久保は先発で出場して85分までプレー。強敵相手に支配される展開ながらも耐え抜いたニュルンベルクは、試合をスコアレスドローに持ち込んだ。
シーズン中盤以降は出場機会が激減していた久保にとっては、監督交代後の初戦となった試合で、9試合ぶりの先発出場だった。出場機会を得られなかった時期について、久保は「モヤモヤしていました」と認めつつ、「チャンスをもらった時にチャンスを掴めないと出場機会も減るし、自分の評価も落ちて行くということも改めて感じました。シンプルにそのことだけ考えれば、自分の実力不足だということも痛感してます」と思いを述べている。
サッカー人生で初めて経験する状況に当初は戸惑ったが、現在は気持ちを整理することができているという。「自分のプレー(ゴールする、または絡むこと!)にとことんこだわって、それを貫いて成長させていくことに集中する。それが一番大切だと感じてます」と改めて今後の戦いへの意気込みを記した。
ドルトムント戦については、チームとして守備優先の戦いをする中で、「貴重な勝ち点1に貢献できたことが何より嬉しいです!」と久保。攻撃面で本来の持ち味はまだ出せていないとしながらも、「チームにとっても僕にとっても大きな一歩になったと思ってます」と充実感を得た様子だ。
首位から勝ち点1をもぎ取ったニュルンベルクだが、依然として最下位で苦戦中。終盤戦の巻き返しに向けて、久保はチームの力になっていくことができるだろうか。
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