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広島、終盤の得点取り消しでPK戦突入も勝利。ACL本戦で本田圭佑の日本凱旋試合が実現も

text by 編集部 photo by Getty Images

パトリック
パトリック【写真:Getty Images】

【サンフレッチェ広島 0-0 【PK 4-3】 チェンライ・ユナイテッド ACLプレーオフ】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフが19日に行われ、J1のサンフレッチェ広島はホームでタイのチェンライ・ユナイテッドと対戦。PK戦の末、広島が勝利を収めた。

 広島は新加入のDFエミル・サロモンソンが3バックの真ん中で先発。ロアッソ熊本からレンタルバックしてきたFW皆川佑介、ベガルタ仙台から復帰したMF野津田岳人らが先発した。また、関西大学から加入したDF荒木隼人が広島でデビューを果たした。

 試合は広島が先制のチャンスを迎える。10分、ペナルティエリア内で皆川が相手のハンドを誘発し、PKを獲得した。だが、これを皆川自らが蹴るが、チェンライGKに止められた。

 30分、広島の右コーナーキックからサロモンソンがヘディングシュートを放つが、手前でバウンドした難しいボールにしっかり合わせることができず。その後も果敢にゴールを奪いに行く広島だったが、前半のうちにゴールを奪うことはできなかった。

 後半に入っても、広島優勢は変わらず。70分、右コーナーキックから中央でフリーになった荒木が右足でダイレクトシュートを放つが、これはゴール上に飛んでしまった。広島は何度もチェンライゴールに襲いかかるも、1点が遠い。

 82分、カウンターからチェンライのビルに個人技で運ばれ、シュートを打たれるが、GK大迫敬介が防いだ。後半ATまでゴールを目指した広島だったが、0-0のまま延長戦に突入した。

 延長に入ってもボールを支配し、チェンライゴールに攻め込むが、得点を奪うことができない。110分にコーナーキックからチェンライに危ないシーンを作られるも、相手のミスに救われる。

 すると117分、左サイドを崩し、MF東俊希がグラウンダーのクロスを送ると、MF柴崎晃誠がシュート。これが相手DFに当たり、ゴール前のFWパトリックへ。パトリックが押し込んで、先制かと思われたが、オフサイドの判定でゴールが取り消された。決勝点のチャンスを逃した広島は、その後も得点を奪うことができず。試合はPK戦へ突入した。

 1人目がしっかり決めたチェンライだったが、2、3人目が連続で外し、広島は3人連続で決めるも、4人目のMF川辺駿が外してしまう。チェンライは4、5人目が決めるが、5人目のMF松本泰志がきっちり沈め、4-3で広島が勝利を収めた。

 勝利した広島はブラジル代表MFパウリーニョ要する広州恒大、韓国の大邱FC、そして元日本代表MF本田圭佑が所属するメルボルン・ビクトリーと同組のグループFに入る。これにより、ホーム&アウェイ方式で行われる本戦で、本田はアウェイの広島戦で日本凱旋となる可能性がある。

得点者なし

【了】

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