ジローナ戦でレッドカードを受けたセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスは、現地時間17日に行われたリーガエスパニョーラ第24節のジローナ戦で退場処分を受けたが、2週間後に控える宿敵バルセロナとの“クラシコ”には出場できる見通しとなった。
チャンピオンズリーグのアヤックス戦で受けたイエローカードが、累積警告を精算するための故意の警告だったのではないかとして疑われているS・ラモス。続いて迎えた国内リーグの試合でも、イエローカードを受けるかどうかが注目される状況にあった。
今季リーガで4枚のイエローカードを受けていたS・ラモスは、もう1枚で累積警告による出場停止となる状況だった。だがジローナ戦で警告を受けて次節のレバンテ戦を欠場すれば、その次のバルサ戦に出場停止となるリスクを回避できることになる。
ジローナ戦では、S・ラモスは65分に相手のシュートをエリア内でハンドで止めてイエローカードを受けた。PKによる失点にも繋がる場面であっただけに、カード精算を目的とした故意の警告だったとは考えにくい。いずれにしても、この1枚によりS・ラモスは累積警告による出場停止となるはずだった。
しかし、終了間際の90分にもオーバーヘッドキックを試みたプレーが危険だと判断され、S・ラモスはこの試合2枚目のイエローカードで退場処分を受けた。これも1-2のビハインドの状況で同点ゴールを狙ってのプレーであり、警告を受けにいったプレーではなかった。
スペインメディアによれば、S・ラモスに対しては退場による出場停止処分のみが適用され、次節のレバンテ戦は欠場。その次のバルサ戦には出場可能となる。警告数は精算されず「4枚」のままとなり、バルサ戦やそれ以降の試合で次の警告を受ければ累積警告により1試合出場停止となる。
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