バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナのFWリオネル・メッシは、現地時間16日に行われたリーガエスパニョーラ第24節のバジャドリー戦でPKによる決勝点を決めたが、もう1本あったPKのチャンスではシュートを決められなかった。キャリアを通してのPK成功率がさほど高くないことが改めて話題となっている。
バジャドリー戦では43分、DFジェラール・ピケが獲得したPKをメッシが決めてバルサが先制。だが84分にMFフィリッペ・コウチーニョが獲得した2本目のPKは、メッシが相手GKに止められてしまった。
11月のベティス戦、今月2日のバレンシア戦でもPKを決めていたメッシは、今季のリーガではバジャドリー戦の2本を含めて4本中3本の成功となった。リーガでPKを失敗したのは2017年12月のデポルティボ戦以来のことだ。
アルゼンチン紙『オレ』などによれば、メッシはこれまでキャリア通算で107本のPKを蹴り、そのうち82本を成功、25本を失敗している。成功率は約77%であり、およそ4本ごとに1本は外しているということになる。
イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』はメッシのPK成功率をクリスティアーノ・ロナウドやディエゴ・マラドーナ氏と比較している。メッシの永遠のライバルであるC・ロナウドは通算131本で22本失敗(成功率約83%)。アルゼンチンのレジェンドであるマラドーナ氏はちょうど現在のメッシと同じ107本のPKを蹴り、失敗は13本(成功率約88%)しかなかったという。
しかし、幸いメッシのPK失敗はほとんどチームの成績に影響していないというデータも伝えられている。25回の失敗のうち、決めていれば試合結果が変わっていたケースはわずか2本のみだという。
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