下部組織出身選手も多いバルセロナ【写真:Getty Images】
過去5年間の欧州5大リーグに、下部組織出身の選手を最も多く輩出している“育成ナンバーワンクラブ”はスペインのバルセロナだという。国際サッカー連盟(FIFA)の教育研究機関、CIES(スポーツ研究国際センター)が14日付で調査結果を発表している。
CIESでは、選手が15歳から21歳までの間に少なくとも3シーズンを過ごしたクラブをその選手の出身クラブと位置づけた上で、2014年1月から現在までの5年間にスペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスの5ヶ国のトップリーグで各クラブの出身選手がプレーした時間数を集計。ランキング形式で公開した。
最も多くの選手を輩出したクラブはバルサであり、過去5年間で69人のバルサ出身選手が55クラブでプレー。出場時間数の合計は31万9224分間に達している。
2位には44クラブで69人の出身選手がプレーしたレアル・マドリーが続いた。3位はフランスのリヨン、4位はマンチェスター・ユナイテッド、5位はフランスのレンヌ。なお、CIESの定義によれば18歳時にユナイテッドに加入したFWクリスティアーノ・ロナウドもユナイテッドの出身選手とみなされるとのことだ。
レアル・ソシエダ、アスレティック・ビルバオ、アトレティコ・マドリー、バレンシアも含め、トップ10のうち6クラブがスペイン勢で占められている。“5大リーグ”に含まれないクラブとしてはアルゼンチンのリーベル・プレートが最も高い21位にランクインし、南米から最も多くの選手を欧州トップレベルに送り込んでいるクラブという結果となった。
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