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サラを乗せた飛行機の墜落原因は着氷? 機械トラブルではなく天候不良か

text by 編集部 photo by Getty Images

エミリアーノ・サラ
エミリアーノ・サラ【写真:Getty Images】

 28歳のアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラを乗せた飛行機が消息不明に。そして後日、海底で残骸が発見された。飛行機墜落の原因について、元パイロットのエドゥアルド氏は悪天候による着氷が原因であると主張したと、13日に英紙『デイリー・スター』が報じている。

 ナントに所属するサラは、プレミアリーグのカーディフ・シティへ完全移籍することが決まっていた。現地時間の1月21日、パイパーPA-46という軽飛行機にサラを含む二人が乗り、ナントを飛び立った後、オルダニー島付近でレーダーから消失し行方不明に。後日、水中調査によって機体の残骸が発見され、中からサラの遺体が見つかっている。死因は溺死ではなく、頭と胴体を損傷したことによるものだった。なお、現在もパイロットのデビッド・イボットソン氏は見つかっていない。

 飛行機が墜落する前、サラは友人らに「機体がバラバラになりそう」とのメッセージを送っている。しかし、エドゥアルド氏は「(墜落前に)機体はバラバラにならなかった。私はそう確信している」と語り、機械トラブルが原因なら「私は驚く。飛行機の墜落原因が機械トラブルであると判断し、その証拠を探しているのなら、私は間違ってると思っている」とコメント。翼の着氷によって十分な揚力が失われたとの見解を示した。また、航空専門家のミチェル氏も、エンジン凍結によって飛行できない状況にあった可能性があると語っている。

 サラは今季リーグ戦で19試合に出場し12得点2アシストを記録。その得点力にカーディフが注目し、クラブ史上最高額の移籍金1700万ユーロ(約21億円)でチームに加わる予定だった。残留争いから抜け出す救世主となるはずだったが、プレミアリーグでプレーする夢は叶わなかった。

【了】

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