乾貴士【写真:Getty Images】
アラベスに所属する乾貴士が12日、セルジオ越後氏の意見に反論し、自身のツイッターを通じて持論を展開した。
セルジオ越後氏はメディアを通じ、香川真司の移籍について言及。ベシクタシュに移籍する決断を下すのが遅かったと指摘し、海外に行っただけでレベルが上がると思っている選手がいる、自分の国内リーグ(Jリーグ)を侮辱しているとの意見を述べた。
この発言に対し、乾は「誰も海外に行っただけで満足してる選手はいません」と反論。「W杯で戦ったり、世界のほんまにすごい奴とやったり、憧れのリーグでやるために、皆んなどうなるかわからん挑戦をしてるんです。もちろん試合に出れる事が一番やけど、そこでもがいて頑張る事も必要になる事はある。半年でベティスから移籍した俺が言うのもおかしいけど、色んな事を経験して強くなる事は絶対あるから。全部を否定しないでほしい。別に日本のリーグが悪いとは思ってない。けど、海外に出ないとわからない事はいっぱいあるから」と、持論を展開している。
乾は横浜F・マリノスやセレッソ大阪などのJリーグクラブで経験を積んだ後、2011年に欧州へ渡った。ボーフム、フランクフルトなどドイツのクラブでプレーし、2015年にはスペインのエイバルへ移籍。昨年6月から半年間はベティスに在籍し、今年の1月24日からアラベスでプレーすることになった。
アラベスデビュー戦となったレバンテ戦では先発出場を果たし、随所で攻撃に絡み何度かチャンスを作っている。得点は奪えなかったが、印象に残る活躍をしていた。欧州リーグで培った経験もあり、今では日本代表選手としてワールドカップを経験するまでに成長している。
【了】