V・ファーレン長崎【写真:Getty Images for DAZN】
ハワイで開催されていたプレシーズントーナメントのパシフィック・リム・カップ2019で、J2のV・ファーレン長崎がMLS(メジャーリーグサッカー)のレアル・ソルトレイクを下して優勝を飾った。
手倉森誠新監督のもと、1年でのJ1復帰を目指してチーム作りを進める長崎は、ハワイキャンプの締めくくりとして国際大会に出場。8日の準決勝ではMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに3-1の勝利を収めて決勝へ駒を進めた。
現地時間10日に行われた決勝では、昨季MLSでカンファレンス・セミファイナルまで進んだレアル・ソルトレイクと対戦。19分には左からのクロスに合わせたFW澤田崇のゴールで先制に成功した。
38分には左サイドから抜け出した亀川諒史がエリア内に侵入し、GKを引きつけてラストパス。MF翁長聖が押し込んでリードを広げ、前半を2-0で折り返す。
84分にはソルトレイクがバスケスの強烈なミドルシュートで1点を返す。だが直後の85分、スルーパスを受けエリア内に抜け出したMF名倉巧が落ち着いて流し込み、3-1の勝利を収めた長崎が優勝で大会を終えた。
同大会には東北1部のいわきFCも出場。ソルトレイクに敗れて決勝進出を逃したが、3位決定戦ではバンクーバーに1-0の勝利を収めた。高校選手権で青森山田の優勝にも貢献したルーキーのバイロン・バスケスが決勝点を挙げている。
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