ヴィニシウス・ジュニオール【写真:Getty Images】
現地時間8日の午前5時過ぎ、ブラジル1部のフラメンゴにあるユースチーム宿舎(トレーニングセンター)で火災が発生。多くの子供たちが犠牲になった。この一報を受けて、レアル・マドリーに所属する18歳FWヴィニシウス・ジュニオールが、自身のツイッターを通じて8日に哀悼の意を捧げている。
火災発生から約2時間後に鎮火されたが、10名の犠牲者が出る惨事となった。10人全員が14歳から16歳までの選手。他に3人の少年選手が負傷し、うち1人は依然として重体とされる。その他に宿泊していた13人の選手は、避難して火災を逃れたという。
フラメンゴはヴィニシウスの古巣クラブだ。過去にはジーコ氏、レオナルド氏などを輩出しており、ブラジルの名門クラブとして知られている。ヴィニシウスはフラメンゴの下部組織で育ち、昨年7月にマドリーへ移籍していた。
当初は今年に入ってから加入する予定だったが、それが前倒しされた形となる。マドリーに加入したヴィニシウスは今季リーグ戦に11試合出場で1得点1アシスト。コパ・デル・レイでは7試合出場で2得点7アシストを記録。チャンピオンズリーグでは2試合で1アシストしていた。
最近まで在籍していたチームだけに、ヴィニシウスは「あのトレーニングセンターで過ごした日々を思い出すと身震いする」と動揺した様子を見せている。続けて「まだ信じていないが、全ての人のために祈ろう」とコメントし、哀悼の意を捧げた。
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