サウサンプトンの吉田麻也【写真:Getty Images】
サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、AFCアジアカップ2019での戦いを終えた日本代表DF吉田麻也がチームに復帰したことを喜びつつ、すぐに先発メンバーに起用することには慎重な姿勢を見せている。英紙『デイリー・エコー』が伝えた。
吉田は日本代表のキャプテンとしてチームのアジアカップ準優勝に貢献。そのため約1ヶ月間にわたってサウサンプトンを離れることになった。
ハーゼンヒュットル監督は吉田の復帰について「これで私は問題を抱えることになる」とコメント。メンバー起用の選択肢が増えることを歓迎しつつ、嬉しい悩みであると話している。「チームが非常に良い戦いをしており、戻ってきた選手が自動的に先発に復帰するとは限らないのは良い兆しだ」
指揮官の言葉どおり、サウサンプトンは吉田が不在だった1ヶ月間のプレミアリーグ4試合で2勝2分けの無敗と順調に勝ち点を重ねている。無失点に抑えた試合はないとはいえ、守備陣の働きも高く評価しているようだ。
「今のところ私はディフェンスラインの5人を変えたいとは思っていない。それはマヤも分かっている。ジャック(・スティーブンス)は先週素晴らしい仕事をしてくれた。今は彼がプレーするのが当然だ。だがマヤが戻ってきたことは嬉しく思う」
サウサンプトンは現地時間9日に行われるプレミアリーグ第25節の試合でカーディフ・シティをホームに迎える。監督の言葉どおりだとすれば、吉田がすぐに先発に復帰することはないかもしれない。
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