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Jリーグ 6年前

鹿島、退団・引退選手のインパクト大。即戦力級の加入は最小限、地力はあるが不安も…【2019年Jリーグ補強診断】

2019年のJ1リーグが間もなく開幕する。新シーズンに向け各クラブはどのような補強を行ったのだろうか。今回は、昨季AFCチャンピオンズリーグを制した鹿島アントラーズを取り上げる。

シリーズ:2019年Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

小笠原満男が引退して迎える最初のシーズン

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鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】

 昨季は夏場以降に調子を上げ、3位でフィニッシュ。リーグ奪還こそ逃がしたが、クラブは新たなタイトルを手にしている。

 AFCチャンピオンズリーグACLではしぶとくポイントを稼いでグループリーグを突破。決勝トーナメントでも攻守に安定したパフォーマンスを見せ、決勝進出を果たす。ペルセポリスとのファイナルでは、ホームで行われた1stレグで2-0と先勝。これがモノを言い、念願の初優勝を遂げた。年末のクラブワールドカップにも出場。レアル・マドリーにリベンジを果たすことはできなかったが、世界大会を経験したことはチームの糧となるはずだ。

 ベストヤングプレーヤー賞を受賞した安部裕葵は今季から10番を背負う。期待やプレッシャーも力に変え、常勝軍団のエースへと成長することが求められる。また、ストライカーの鈴木優磨もさらにスケールアップした姿を見せたいところだ。

 若手が成長するなか、一人の男が現役を引退した。ジーコスピリットを体現し、チームを導いてきた小笠原満男がスパイクを脱いだ。彼のいない鹿島を想像するのは難しいが、今季のチームが新たな歴史の1ページ目を作ることになる。

 新加入組では清水エスパルスのエース・白崎凌兵や、横浜F・マリノスから加わる伊藤翔が即戦力候補。大学屈指の選手である名古新太郎も楽しみな選手だ。流通経済大学付属柏高校から入団した関川郁万は強さが売りのセンターバック。多くの名CBを輩出してきた鹿島がこのルーキーをどのように育てるのか、注目される。

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