スーパーボウルが行われたメルセデス・ベンツ・スタジアム【写真:Getty Images】
NFLの第53回スーパーボウルが現地時間3日に行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツがロサンゼルス・ラムズを破って優勝を飾った。だが、同一会場で昨年末に行われたMLS(メジャーリーグサッカー)の試合の観客数がスーパーボウルを上回っていたことが話題となっている。
米国最大のスポーツイベントだとされるスーパーボウルは、今年はジョージア州アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムで開催。70081人の観客が観戦に訪れた。
そのメルセデス・ベンツ・スタジアムでは、昨年12月8日にMLSの優勝決定戦にあたるMLSカップも開催されていた。地元チームのアトランタ・ユナイテッドがポートランド・ティンバーズを破って初優勝を飾った試合には、MLS新記録となる7万3019人の観客が入場していた。
アメリカのスポーツ界では後発組であるMLSの試合が、同一会場でスーパーボウルを上回る観客数を集めていたことにはメディアやSNS上などで注目が集まり、『FOXスポーツ』などが取り上げている。
実際には、同一会場でもチケットの発売数や料金など様々な条件は異なるため、単純比較すべきではないだろう。だが、MLSとサッカーが着実に米国のファンにも根付きつつあることを示す数字であるとは言えるかもしれない。
【了】