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長谷部誠、現主将・吉田に太鼓判「全然これから」。香川の移籍は「功労者だからこそ」

text by 編集部 photo by Getty Images

長谷部誠
長谷部誠【写真:Getty Images】

 フランクフルトのMF長谷部誠は現地時間2日、ブンデスリーガ第20節のボルシア・ドルトムント戦にフル出場した。1-1で首位から勝ち点1を獲得したあと、コメントを残している。

 長谷部はドルトムントとの一戦を振り返り、「試合内容を見たら妥当かなと思う」とコメント。「前半に0-2、0-3とされる可能性もあったし、逆に自分たちが勝ちきれるゲームっでもあったと思う」とし、「受け入れるべき結果かなと思っています」と述べた。

 ドルトムントといえばMF香川真司が思い浮かぶが、この冬トルコのベシクタシュへ移籍している。長谷部はプラスに捉えており、「今季は苦しい時間を過ごしていたと思う。彼がまた、しっかりと自分の居場所を見つけられて、本来の躍動している姿を僕も見たいと思うし。今回の移籍はすごくポジティブなことだと思います」とコメント。さらに「ホントにドルトムントの功労者だからああいうことができたんだなって。僕は外からしか見ていないですけど。普通の選手なら、なんて言うか、もっと干されたりする可能性もあったと思う」と語り、香川の功績が評価されて実現した移籍だと語った。

 長谷部は日本代表のアジアカップ準優勝についてもコメントしている。決勝戦は「ちょうど練習と重なって見られなかった」と前主将。「いちサポーターとして良い時・悪い時にかからわず応援していますというか(笑)」と、ドイツからエールを送っていたそうだ。

 現在の主将である吉田麻也が試合後に「未熟だった」と話したことについては、「僕自身も未熟さは常に痛感していた。彼の気持ちも痛いほど分かる」と共感。その上で、「新しいメンバーになって、ベテラン、中堅、若手とバランスの良いチームづくりをしているなっていう感覚は本当にある。その中での新しいスタートなので、本当にこれからだと思う」と高く評価し、「彼はキャプテンの素質を全て兼ね備えていると思うので、全然これからでしょって感じですね」と、主将・吉田に太鼓判をおした。

(取材:本田千尋【フランクフルト】、文・構成:編集部)

【了】

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