日本敗れ、カタールがアジアカップ初優勝
日本代表を率いる森保一監督【写真:田中伸弥】
【日本 1-3 カタール AFCアジアカップ2019・決勝】
日本代表を率いる森保一監督は、就任後最初の試合となったコスタリカ戦で快勝して以降、無敗を継続している。AFCアジアカップ2019のグループリーグでは、苦しみながらも3連勝をおさめ、決勝トーナメント1回戦でもサウジアラビア代表を1-0で下した。続く準々決勝ではベトナム代表に1-0の勝利をおさめ、準決勝ではFIFAランキング29位のイラン代表を3-0で下し、日本は2大会ぶりの決勝進出を果たしている。
決勝の相手は今大会無失点のカタール代表。ここまで8得点を記録しているアルモエズ・アリは先発出場を果たした。一方で、日本は大迫勇也や原口元気などをスタメン起用。“オール海外組”の先発メンバー11人で試合に臨んでいる。
試合開始して12分、警戒していたアルモエズ・アリにオーバーヘッドを決められカタールに先制されてしまった。アルモエズ・アリは今大会9点目となり、アジアカップの得点記録を持つアリ・ダエイ氏の8ゴールを超えて大会記録を更新。
続く27分には、アブデルアジズ・ハティムに一瞬の隙を突かれてゴールを決められ追加点をカタールに与えてしまう。対する日本もカタールのゴールに迫るが、堅い守備に阻まれてなかなかシュートまで持ち込めない。
それでも69分、細かいパス回しから南野拓実が抜け出してゴールを決めた。南野にとっては今大会初得点となっている。73分には長友佑都のクロスから武藤嘉紀がヘディングシュート。これはゴール上に外れて追加点ならず。すると83分、吉田麻也がペナルティーエリア内でハンドを犯したとして、カタールにPKのチャンスが与えられる。このPKをアクラム・アフィフに決められて3失点目。
その後も攻め立てたが、日本は同点に追いつくことが出来ず。結局、日本は1-3の敗戦を喫した。この結果、日本は5度目のアジアカップ制覇を逃し、カタールがアジアカップ初優勝を成し遂げている。
【得点者】
12分 0-1 アルモエズ・アリ(カタール)
27分 0-2 ハティム(カタール)
69分 1-2 南野(日本)
83分 1-3 アフィフ(カタール)
【了】