ミランに加入したクシシュトフ・ピオンテク【写真:Getty Images】
現地時間1月31日をもって、欧州主要国の冬の移籍市場が終了した。イタリアでは冬の移籍金総額が史上最高となる一方で、イングランドやスペインでは近年と比較して大きな金額が動かない冬となった。スペイン紙『マルカ』が今回の移籍市場を総括するデータを伝えている。
冬の移籍市場で最も大きな金額が動いたのは、やはりイングランドのプレミアリーグ。9年連続で冬の移籍金総額が最も高いリーグとなった。だがその金額は、史上最高額を記録した昨年の半分以下となる1億9600万ユーロ(約245億円)。過去4年間で最も低い金額となった。
リーガエスパニョーラでも大きな動きは比較的少なく、移籍金総額は6725万ユーロ(約84億円)にとどまった。昨年冬はバルセロナが獲得したMFフィリッペ・コウチーニョ一人でこの金額を大幅に上回り、総額では今年の4倍以上だった。
対象的に、イタリアのセリエAでは総額1億4720万ユーロ(約184億円)で同国の史上最高額を更新。ミランがジェノアからFWクシシュトフ・ピオンテクを獲得するために支払った3500万ユーロ(約43億7000万円)は冬の移籍市場での同国史上最高額となった。
ドイツ、フランスを含めた5大リーグの移籍金総額は5億5526万ユーロ(約694億円)。昨年比で約40%減少し、2年前の2017年冬よりも下回った。5大リーグの冬の移籍金総額は“右肩上がり”が続いていたが、前年を下回るのは5年ぶりとなった。
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