ミチ・バチュアイ【写真:Getty Images】
チェルシーに所属するベルギー代表FWミチー・バチュアイは、今季末までのレンタルでクリスタル・パレスへ移籍することが決定した。31日に両クラブから発表が行われている。
バチュアイは2016年にチェルシーに加入。昨季の後半戦はボルシア・ドルトムントへレンタルされ、公式戦14試合で9ゴールを挙げる活躍を見せた。今季はスペインのバレンシアへレンタルされたが、23試合の出場で3ゴールにとどまっていた。
トッテナムやエバートンもバチュアイの獲得に関心を示していると噂されていたが、英メディアによれば両クラブはチェルシーの要求する高額な移籍金を支払っての完全移籍に難色を示したようだ。
移籍市場最終日の31日にはベティスとウェスト・ハムもそれぞれバチュアイのレンタルのクラブ間合意に達したと報じられたが、選手本人が拒否したとみられている。また、チェルシーはプレミアリーグで直接のライバルとなるトッテナムにバチュアイをレンタルすることを望まず、ベティスやウェスト・ハムとの合意額の数倍となるレンタル料を要求したとも伝えられている。
最終的には、今季末までのレンタルでクリスタル・パレスに加入することが決まった。「クラブにとって素晴らしい契約だ。チームにとって大きな戦力補強になる」とスティーブ・パリッシュ会長はバチュアイの加入を歓迎している。
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