吉田麻也も感嘆。若手選手の躍動
8年ぶり5度目のアジア制覇に王手をかけている日本代表。彼らは2月1日、アブダビのザイード・スポーツ・シティ・スタジアムでカタールとのファイナルに挑む。
2022年の自国開催のワールドカップに向け、地道な強化を進めてきたカタールはアジアカップ初の決勝進出となるが、日本は4度の優勝を経験し、2018年ロシアワールドカップでもベスト8にあと一歩を迫った実績を誇る。
キャプテン・吉田麻也が「多くの選手が欧州に渡って、精神的な成長はプラスだと考えています。(28日の準決勝・)イラン戦でも前の若い選手たちが雰囲気を楽しんでいるように感じたし、僕自身も頼もしく思いました」と語ったように、日本はカタールより確実に前へと進んでいる。その歩みを止めず、さらに加速させる意味でも、この大一番は絶対に勝利が必要なのだ。
1月31日に最終調整を行った日本代表は、イラン戦で左太もも裏を痛めた遠藤航を除く21人が練習に参加。その代役に塩谷司が入る以外はここまでのスタメンが継続してピッチに立つことがほぼ確実になった。
今大会6試合16得点無失点という傑出した数字を残しているカタールを倒すためには、やはり攻撃陣がイラン戦同等、あるいはそれ以上の推進力と連動性を持って敵陣に突き進まなければならない。
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