乾貴士【写真:Getty Images】
日本代表は31日、アブダビ郊外で練習を行った。いよいよAFCアジアカップ2019の決勝・カタール戦が翌日に迫り、張り詰めた雰囲気が漂うかと思いきや選手たちはリラックスした様子で最終調整に臨んでいた。
練習後、乾貴士は「そこまでまとまってる感じはしないので、スキはすごくあると思いますし、そういう突いていければチャンスはあるんじゃないかなと思います」とカタールの印象を語った。
カタールはここまで無失点と好調だが乾は打開策を見つけているようだ。「まあボランチとディフェンスラインの間だったりとか、サイドバックは結構食いついて来たり、サイドハーフもあんまり守備しなかったりっていうのがあるので、突くところはいっぱいあると思いますし、そんなに難しい、攻撃の面ではそんなに難しくないんじゃないかなって思いますけどね。崩せる場面は増えていくんじゃないかなと思ってます」。
一方、大会8得点を挙げるFWアルモエズ・アリを擁する攻撃陣については「そこは抑えないといけない」と話す乾だが「ベンチから見てて(吉田)麻也とトミ(冨安健洋)のあのコンビっていうのはすごくいいと思いますし、麻也を長いこと見てきましたけど、すごく今までで一番合ってる感じがするというか、すごくいいんじゃないかっていうのは思います。あれで20歳っていうのはね、すごいなあっていうふうに自分自身は思ってましたし、そんな簡単にやられないんじゃないかなっていうのは正直な俺の勝手な印象です」と今大会絶好調のCBコンビのパフォーマンスを高く評価している。
「自分はね、あんまりこの大会で全然試合にも出てないですし、やれてることっていうのは少ないですし、貢献度っていうのは少ないですけど、やれることっていうのはそれだけじゃないと思ってるので。試合の中だけじゃないと思ってるので、それ以外のところでちょっとでも貢献できればいいなって思ってます」と語った乾は最後までピッチ内でもピッチ外でもチームを全力で支える事を誓った。
(取材:元川悦子【UAE】、文・構成:編集部)
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