ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントからトルコのベシクタシュへ移籍することが濃厚になったかに思えたMF香川真司だが、ドイツに残る可能性もあるのかもしれない。ハノーファーへ移籍する可能性も報じられている。
ドルトムントで出場機会を得られず苦戦していた香川は、冬の移籍市場の終盤に入ったところでベシクタシュへの移籍が浮上。31日にはベシクタシュのプライベートジェットでトルコに到着した様子が現地メディアで伝えられ、移籍決定の秒読み段階に入ったかに見えた。
だがドイツ『キッカー』や『spox』は、香川がドイツに残る可能性もあると伝えている。ハノーファーがドルトムントとの間で香川獲得のクラブ間合意に達しており、ベシクタシュとどちらを選ぶかは本人の意志次第だという。
ハノーファーのホルスト・ヘルトSD(スポーツディレクター)は、香川獲得に関して「ドルトムントと合意に達した」と述べつつ、「彼にはベシクタシュに行く可能性もある」とコメント。30日夜から31日朝にかけての交渉でクラブ間合意を取り付けたと説明している。
27日に就任したハノーファーのトーマス・ドル新監督も香川の加入を熱望しているようだ。「諸手を挙げて彼を歓迎する。我々を後押ししてくれるだろう。経験豊富な選手であり、どんなチームにもうまくフィットする」とコメントが伝えられている。
原口元気と浅野拓磨も所属するハノーファーは、ブンデスリーガで現在降格圏の17位に低迷。巻き返しに向けた新戦力として香川を迎え入れる可能性もあるのだろうか。
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