アジアカップで2大会ぶり5度目の優勝を目指す日本代表は30日、カタール代表との決勝戦に向けアブダビ市内でトレーニングを行った。

　塩谷司は練習後、「しばらく代表から遠ざかってて追加で呼ばれて、いろんなアクシデントがある中でまだ出れるかどうか分かんないですけど。そういうチャンスがあるってことで、自分としては今後、日本代表に残っていくためにすごく大事な試合になる。もちろん追加で呼ばれたってことで自分にできることを日本代表のために、優勝するためにってことを思ってきたので、自分の持ってる力を100％出してプレーしたいなと思います」と、カタール戦に向けての意気込みを語っている。

　カタールは今大会において無失点を継続しており、守備の硬いチームだ。それだけでなく得点力もある。塩谷は「相手も無失点で得点も沢山取ってますし、すごく勢いのある、一番勢いのあるチームだと思う。入りがすごい大事になると思うんで、入りで相手が日本の圧力を感じるような入りをするのがすごく大事だと思います」と答え、入りが大事であるとの見解を示した。

　カタールのクラブチームの印象については「特に言われてるメッセージ的な情報っていうのはないですけど、カタールのチームと試合した時に感じたのは非常に能力が高い、個の能力も高いし、チームとして非常にいいサッカーをする。実際去年ＡＣＬでカタールのチームに負けて敗退したんで、非常にホントレベルが上がってきてると思います」とし、2022年ワールドカップに向けて「サッカーに対して力入れてる」というふうに感じたと明かしている。

（取材：元川悦子【UAE】、文・構成：編集部）

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