長友佑都【写真:Getty Images】
アジアカップで2大会ぶり5度目の優勝を目指す日本は30日、カタールとの決勝戦に向けアブダビ市内でトレーニングを行った。
「11年、8年前ですね」と4度目の優勝を果たした2011年大会を振り返る長友佑都は「まあ疲労困憊の中で、延長を韓国と戦って、まあホントに気力だけで戦ってましたね。今も気力ですよ、ホントに。まあお互いね、カタールもそうだし、日本の選手たちもみんな間違いなく疲労は溜まってきてるし、その中でやっぱり最後に踏ん張れるっていうのはホントに気持ち的な部分、精神的な部分、気力の部分で勝てるかどうか、勝れるかどうかだと思います」とメンタルの重要性を説いた。
現在の雰囲気は優勝した当時と同じものを感じている長友は「ホントに誰が出ても、この前もね、(室屋)成が出たりシオ(塩谷司)が出たりとかもそうだし、(伊東)純也もそうだし、みんなすんなり入ってますよね。あれだけ難しいゲーム、イランとのゲームの中ですんなりと入れるっていうのはホントチームの総合力を示せてる証でもありますよね」と今回も同じ手ごたえを感じている様子だ。
決勝で対戦するカタールは大会8得点を挙げているFWアルモエズ・アリを擁している。「チーターみたいだね」と笑いながら話す長友は「しなやかで体が、しなりながらの走りができるんでね、体動かせるんで、あとシュートがうまいんでね、あれはホントにちょっと警戒しないと」と大会屈指のストライカーの印象を語った。
また長友との対峙が予想されているMFアクラム・アフィーフは準決勝の対UEA戦で3アシストを記録している。「まあイラン戦もすごい右サイドの18番の選手(アリレザ・ジャハンバフシュ)がね、得点力もあるし、速いしっていうところで集中して、特に何もやらせなかったんでね。マークする相手っていうのは絶対負けたくないですよ。その気持ちはずっと持ってるんで、負けないですよ」と力強く語った。
(取材:元川悦子【UAE】、文・構成:編集部)
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