武藤嘉紀【写真:Getty Images】
日本代表は29日、AFCアジアカップ2019の準決勝・イラン戦から一夜明けてアル・アイン市内で練習を行なった。なお、決勝の相手はUAE代表を4-0で下したカタール代表となっている。
武藤嘉紀は練習後、日本が決勝進出を果たしたことについて言及。「圧巻でしたね。大勝しましたね」と話し、3-0で勝利したイラン戦を振り返った。FWの大迫勇也がゴールを決め、結果を残したことについては「こういう大事な時にしっかり決めるというのは見習わなければいけないところ。けど、やっぱりそこを越していかなければいけないというのがあります。とにかく彼に近づいて、追い抜くことを考えて、日々練習していかないといけないのかなと思いますよね」と、大迫を見習いつつも、追い抜いていく姿勢を示した。
大迫とはタイプは異なるが「タイプが全然違うので難しいですけど、やっぱりあそこで下がってきて収めるところであったり、時間を作るところ、どっちのタイプがいいかって人それぞれあると思うんですけど。大迫選手がいると時間をうまく使ってくれるし、前で収めてくれるので、周りの選手は非常にやりやすいということが考えられる。そういったところは自分自身も、前にも行けるし、後ろでしっかり時間も作れる、両方ともできる選手になれればさらに幅も広がるのかなと思います」と、自身の考えを明らかにした。また、原口元気も1得点決めたが「元気くんに負けないように頑張ります」と話している。
大会を通してのチームの一体感に関しては「サブもレギュラーも関係なく、本当にチームが1つとなっています」とし、「ワールドカップと同様、それが素晴らしいからこそチームとして一体感が生まれると思うので。とにかくサブの選手も盛り上げて、かつレギュラーで出る選手も、プレーで気持ちが入っているところを見せるというのが非常に重要になってくるのかなと思います」と語っている。
(取材:舩木渉【UAE】、文・構成:編集部)
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