「チーム全体も本当に『大人』になってるね」
――日本は後半立ち上がりから相手に多くのセットプレーを与えています。今日の日本のセットプレーの対応はどうでしょう
「今日も結構良いと思います。吉田選手と冨安選手は空中戦強いですし、その前の動きとポジショニングを評価したいです」
――56分、南野拓実のクロスから大迫がヘディングで決め、日本が先制しました! 振り返ってみていかがでしょうか
「大迫選手のフィニッシュは良かったですし、その前の南野の粘りも凄かったです。イランのディフェンダーの集中が切れてしまったので、南野はしっかりと生かしました」
――58分、遠藤航がプレー続行不可能となりました。これは痛いですね…
「そうですね。遠藤選手は体強いし勇気がある選手なので、こういう形でピッチから降りるのは心配です」
――しかし67分、大迫がPKを沈め2-0です! 決勝進出へまた一歩近づきました
「格好良かったですね。(アリレザ・)ベイランバンド選手はPKを止めるのが得意ですし、VARもあったのに大迫選手は冷静に決めきりました。それは本当のストライカーですね」
――72分、酒井に代わって室屋成が入ります。今日の酒井はいかがでしたか
「彼は変わらずファイトしましたね。今の日本の4バックは本当に男らしいタイプですし、イランのフィジカルプレーに対して全然怖がらなかった。宏樹ももちろんその一人です」
――2-0というスコアは、ワールドカップのベルギー戦を思い起こさせます。日本は試合の終わらせ方というのが一つのポイントになりますでしょうか
「一番大事なことですね。イランはこれから攻撃にどんどん人数かけるはずので、今までの冷静さをキープしないといけないし、ボールを持つときにパニックにならないようにプレーして欲しいです」
――後半AT、日本が原口元気の得点で3-0としました! ここまで無失点のイラン相手に3得点です!
「後半は本当に良いゲームコントロールができましたね。守備は崩されなくて、攻撃は決定的なプレーをしました。昨日、原口選手と話して、彼が『プレッシャーはあるほうが良い』と言いました。彼もチーム全体も本当に『大人』になってるね」
――しかし、イランの選手はかなりイラついていますね。荒れ試合になってます…
「そうですね。ACLでもそうだったけど (鹿島対ペルセポリス)、イランの選手は失点したあとに少しイライラする。日本の選手にとっては助かると思います」