「日本はあまりピンチがないけど、攻める時は機能していません」
――前半も10分が経過しました。ここまでの両チームの印象はどうでしょうか
「日本のスタートはポジティブだったが、残念ながら決定的なチャンスを作れなかった。イランの立ち上がりは少し保守的ですが、どんどん攻めてくるはずです」
――前半12分、長友佑都が裏を抜け、クロスを上げるなど良い形を作りました。しかしイランの守備はやはり固いですね
「そうですね。あのようなチャンスはもちろん生かして欲しいですが、背後に突破出来たことは非常に良いことです。長友選手と酒井(宏樹)選手も期待したいです」
――21分、アズムンに突破されシュートを放たれましたが、権田修一のビッグセーブでなんとか防ぎました。振り返ってみていかがでしょうか
「それはターニングポイントになるかもしれないね。ウズベキスタン戦のあと権田選手と話して、彼が 『守備陣が全てのシュートを防げないので、それはゴールキーパーの仕事です』と言っていた。彼のメンタリティと集中力はチームを助けました」
――前半も30分が経過しました。日本は押し込まれる時間が続いていますね
「ゲームがどんどん固くなってきてるね。日本はあまりピンチがないけど、攻める時は機能していません」
――前半が終了しました。45分間を振り返ってみていかがでしょうか
「前半は悪くなかったが、攻撃はまだまだですね。このような堅い相手を崩すにはもう少し積極的に攻めないといけないと思います」
――ショーンさんがおっしゃった通り、日本は攻撃陣がなかなか機能していませんでした。後半、イランの堅守をこじ開けるためにはどういったことが必要になってきますか
「イランのディフェンスは結構組織が良いのでパススピードを上げないといけないですね。それとサイドバックがもっと上がらないといけない」
――一方、イランの攻撃に対する日本の守備はどのように評価しますか
「良かったと思います。吉田(麻也)選手と冨安(健洋)選手は非常に規律が良いし、長友選手と酒井選手はしっかりとサポートしてました。その裏で権田選手も自信持ってプレーしてますので、ある程度安心してます」