吉田麻也【写真:Getty Images】
【日本 3-0 イラン AFCアジアカップ2019準決勝】
日本代表は現地時間27日、AFCアジアカップ2019準決勝でイラン代表と対戦し、3-0で勝利を収めた。この結果、森保ジャパンは決勝戦に駒を進める形となった。
試合後、キャプテンの吉田麻也は英語で取材に応じ「今日は難しかったけど、3-0というのはファンタスティックな結果だった。我々は次も勝たないといけないし、アジアカップのチャンピオンにならないといけない」とコメントした。
続けて「彼ら(イラン)のインテンシティが後半は少し落ちたと思うし、それを自分たちは分かっていた。日本はしっかりしたオーガナイズで戦い、先制点を奪い、その後も守備のオーガナイズを選手同士で強めていった。堂安や南野もアタックが多くなり、前線ではリスクを少し取りながら攻めたし、カウンターも繰り出した。ファンタスティックな結果だと思います」と試合を振り返った。
同じセンターバックでコンビを務める20歳の冨安健洋について吉田は「彼はこの大会でブレイクした選手の1人。まるで25~26歳の選手のようにプレーしている。彼は日本の中でも本当に才能ある選手。自分は彼のハードルをより引き上げるように仕向けたいし、彼はそれを乗り越えてくれる。しかも彼は自分を押し上げてくれるし、より集中を高めてくれるので、とてもいい関係にあると思います」と高く評価している。
2011年以来5度目の優勝に王手をかけた日本代表。「我々は毎回チャンピオンにならなければいけないし、アジアではつねに勝者でなければいけない。4年前はすさまじい失望に包まれた。今回は全員がリスクを冒してキャリアをここに来ている。国内組はトレーニングキャンプを休み、海外組はリーグを欠席している。もし次の試合を落としたらその意味がなくなってしまう。ファイナルではチャンピオンにならないといけない」と吉田は強い決意を示した。
(取材:元川悦子【UAE】、文・構成:編集部)
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