冨安健洋【写真:Getty Images】
【日本 3-0 イラン AFCアジアカップ2019準決勝】
日本代表は現地時間27日、AFCアジアカップ2019準決勝でイラン代表と対戦し、3-0で勝利を収めた。この結果、森保ジャパンは決勝戦に駒を進める形となった。
冨安健洋は“イランのメッシ”とも呼ばれているFWサルダル・アズムンを見事に完封した。「相手もシンプルにロングボール放り込んでくることが多かったですし、日本の前線の選手もしっかり切り替え早くして、ある程度、限定された中でロングボールってことも多かったんで、僕だけの力ではないなと思ってます」と謙虚に語った。
長友佑都から高評価を受けた冨安は「しっかり自分のプレーに集中して、そんな余裕もないですし、自分のプレーに集中するっていうことだけを意識してました」と冷静に話した。
今大会の冨安はこれまで全試合に出場し20歳ながらチームにとってなくてはならない存在になっている。好調の要因を本人は「まあ環境が変わったっていうのも大きいと思います。ベルギーに行って試合に出させてもらってっていうことは大きい要因の1つだとは思います。やっぱりもし試合に出れてなかったら、まずここにも来れてないと思いますし、ベルギーで試合に出れてるってことが大きいと思います」と移籍が一つの転機になったと分析している。
次はいよいよ決勝戦だ。「まあ無失点に抑えるってテーマは変わらないですし、急にやれることが増えるわけでもないんで、僕のやれることっていうのをしっかり徹底してやることが大事だと思いますし、あとは優勝したいっていう気持ちだと思います。チームの雰囲気もいいんで、みんなで優勝したいです。」と力強く語った。
(取材:元川悦子【UAE】、文・構成:編集部)
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