権田修一【写真:Getty Images】
日本代表は27日、AFCアジアカップ2019の準決勝・イラン戦に向けて会場となるハッザ・ビン・ザーイドスタジアムで公式練習を行った。
練習後にイランの印象を聞かれた権田修一は「GKもディフェンスも中盤にもFWにも、本当にアジアでトップクラスの選手が揃っているチームなんじゃないかなと思いますし、やっぱりそれぞれの選手がエゴを出さずに、全員がチームのために戦っている、いいチームなんじゃないかと思います」と語った。
イランには攻撃陣で豊富なタレントがいる。シュートについて話題が及ぶと権田は「最後まで体格差のある相手とも体を寄せるとか、そういうことをみんなが丁寧にできるのが日本人の良さであり、そういうことが今できていると思う。僕が全部守ることはできないので、正直。ディフェンスとやっぱりみんなでうまく守らなきゃいけない」とチーム全体で守る事の重要性を説いた。
イランの守備は今大会まだ得点を取られていない。その中心にいるのがGKアリレザ・ベイランバンドだ。ロシアワールドカップではクリスティアーノ・ロナウドのPKを止めるなどアジア屈指の守護神である。「身体能力も高くて、掴むときの技術のレベルも高いので、トータル的に本当にレベルの高いGK」と評価する権田は「アジアでこれから僕が日本代表で結果を残していくとなったときに、ああいう選手よりもアジアで一番になるためには越えていかなければいけないところだと思う」と闘志を燃やしている。
29歳権田と26歳ベイランバンドのアジア最高GKの座をかけた戦いも注目だ。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
【了】