原口元気【写真:Getty Images】
日本代表は27日、AFCアジアカップ2019の準決勝・イラン戦に向けて会場となるハッザ・ビン・ザーイドスタジアムで公式練習を行った。
原口元気は「もう楽しみしかないですね」とイランとの対戦を心待ちにしているようだ。
「レベル的に差はないですし、ちょっとしたところの差、ちょっとしたところの最後の底力であったりとか、最後どう足が出る出ないとか、そういう小さなところで勝負が決まると思うので、90分、一瞬でも集中力を欠いたらやられると思うし、全員がそこは本当に力を出せるか出せないか、自分自身プラス、交代の選手が一瞬でも集中力を欠かないようなゲームをしないといけないし、本当に今大会で一番いいゲームをしないと勝てないと思います」とタフな試合になる事を予想している。
今大会、ここまで苦しみながらも1試合ずつ成長してきた日本代表だが次のイランはアジア最強の呼び声高いチームだ。「先制されるかもしれないし、もしかしたら誰かが退場するかもしれないけど、そういう状況でも最後の底力であったり、本当に諦めない気持ち、単純ですけどそういう部分が試される部分も絶対にくると思うので、精神的な面で引っ張っていけたらいいかなと思います」と主力としての自覚を見せた。
「今までの(アジアカップ)準決勝、決勝を見て、ちょっとイメージしていて、ちょっと奇跡的なことも重なるような試合も多かったので」と話す原口は「優勝するには、少し、大ピンチじゃないけど、そういうところを切り抜けるような力が必要かなと。明日も相当厳しいシーンがくるかもしれないので、もちろんない方がいいけど、それも覚悟の上で試合に入っていかないといけないし、それを乗り切る力とメンタリティを持ってやらないといけない」と大一番を前に意気込みを語った。
(取材:元川悦子【UAE】、文・構成:編集部)
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