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日本代表、大迫勇也は先発復帰確実。アジアカップ準決勝…ベスト布陣でイラン戦へ【前日練習レポート】

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

日本代表
イラン戦に向けて公式記者会見に出席した森保一監督(左)と遠藤航(右)【写真:Getty Images】

 日本代表は27日、翌日に控えるAFCアジアカップ2019の準決勝・イラン戦に向けて会場となるハッザ・ビン・ザーイドスタジアムで公式練習を行った。

 前日の練習を体調不良で回避していたDF槙野智章もランニングでは先頭を走るなど元気な姿を見せた。すでに離脱している青山敏弘を除く22人が万全の状態でイラン戦に出場できそうだ。

 今大会、グループリーグ初戦に出場して以降は右でん部痛の再発で別メニュー調整が続いていたFW大迫勇也も、すでに準々決勝のベトナム戦に途中出場して復帰済み。28日のイラン戦出場も問題ないだろう。

 これでようやくベストメンバーが揃う。警告の累積による出場停止者はおらず、イラン戦は現時点での最強の布陣で挑めるだろう。GKに権田修一、DFに右から酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、長友佑都、中盤は遠藤航と柴崎岳がボランチでコンビを組み、右サイドに堂安律、左サイドに原口元気、トップ下に南野拓実、そして1トップに大迫というイレブンが先発濃厚だ。

 記者会見に出席した遠藤は「最終的に日本代表の中心を担っていくような存在になることをイメージをしながらやっていきたい」と中心選手としての自覚を口にし、「僕は引き続きリスク管理や自分のタスク全うできるようにやっていきたい」と中盤でイランの攻撃を食い止める覚悟だ。

 森保監督は「サッカーはゴールを奪い合うスポーツだとは思いますが、その前にボールを奪い合うスポーツだということ、選手たちには球際でしっかりとバトルして、戦う姿勢を示してもらえればと思っています。そこから我々が攻守としてやるべきことを出していきたい」と激しい戦いにも怯むことなく、今大会最強チームと目されるイラン打倒を誓っていた。

 日本対イランは28日の現地時間18時(日本時間23時)キックオフ予定。エレベーター内で一緒になったイラン人記者には「日本も素晴らしいチームだが、我々のほうが優れている。勝つのはイランだ」と宣言された。選手たちには彼らの自信を打ち砕くパフォーマンスで王座をかけた決勝戦への道を切り拓いてもらいたい。

(取材・文:舩木渉【UAE】)

【了】

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