来季のバルセロナ移籍が決まったフレンキー・デ・ヨング【写真:Getty Images】
アヤックスのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングがバルセロナへの移籍を決めるにあたっては、FWネイマールによるメッセージを見せられたことが決断に大きく影響したという。スペイン紙『アス』が伝えている。
現在21歳のデ・ヨングは来季からバルサへ移籍することが今月23日に発表された。バルサとは5年契約を交わし、移籍金はボーナスを含めて最大8600万ユーロ(約107億円)に達すると報じられている。
アヤックスの生んだ新たな若手有望株として高い評価を得ているデ・ヨングに対しては、他にもパリ・サンジェルマン(PSG)やマンチェスター・シティなど多くの有力クラブが関心を示していたようだ。バルサは特にPSGとの争奪戦に勝利するため、ある方法でデ・ヨングの説得を試みたという。
その方法とは、ネイマールからバルサのスタッフや元チームメートらに届いたメッセージを見せること。ネイマールはバルサからPSGへ移籍したことを後悔し、バルサへの復帰を希望するメッセージを元同僚らにたびたび送信しているとされている。
リーグの競争力不足やラフプレーの多さなど、ネイマールが訴えるフランスへの不満を目にして、デ・ヨングはPSGではなくバルサへ移籍することを決断したとスペイン紙は伝えている。事実であれば、ネイマールは思わぬ形で古巣の補強に貢献したのかもしれない。
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