ベテラン選手が続々加入
駒野をはじめ、今季のFC今治には多くのベテラン選手が加入している【写真:宇和川勝也】
アビスパ福岡から元日本代表DF駒野友一を獲得し、東京ヴェルディからは元日本代表MF橋本英郎を獲得。その他にも、北海道コンサドーレ札幌のFW内村圭宏、ロアッソ熊本でプレーしたDF園田拓也やMF上原拓郎など、多数のJリーグ経験者を揃えている。これまで若手選手が多かったFC今治に、多くのベテラン選手が加入したことになる。
駒野は自身のストロングポイントについて「キックの質は今までも武器にしてきたところ。セットプレーのキッカーも今まで任されてきているので、そういう得点に繋がるクロスだったりシュートを見てほしいなと思います」と語り、チームに貢献するプレーを見せると誓った。
すでにチームに馴染んでいるようで、新加入の大野秀和から「今日ちょっと、駒野さんの伝家の宝刀であるケツを触らせて頂いたんですけど、これが世界で戦ってきたケツかなと思いました」と言われ、新加入の上原拓郎からは「今度、駒野さんとゴルフ行くんでブレない軸を見習いたいと思います」と言われるエピソードも。
駒野は「練習前になぜかケツ触らせてくださいと言われて、今も(話に)出たのでネタ作りだったのかなと」と話し、笑いを誘った。「立場としては年齢も上の方ですし、今までの経験もそうですし、そういう勝つためにどうするべきかという方法を教えていきたい」とも語り、ベテランとしてチームを引っ張っていく姿勢を示した。
選手の顔ぶれも変わったが、指揮官も交代している。昨季途中からチームを率いた工藤直人氏に代わり、2019シーズンは小野剛氏が監督に就任。「引き受けた時から覚悟を決め、責任の重さというのを十分感じています。やはり、皆さま方の期待それからクラブとして会社として果たさなければならないミッション、絶対クリアしなければならない目標、それらをエネルギーにして今シーズン戦っていきたいと思います」と、意気込みを語っている。