長友佑都【写真:Getty Images】
日本代表は26日、AFCアジアカップUAE2019準決勝のイラン戦に向けた調整を行った。DF長友佑都は、FW大迫勇也に期待しつつ、相手の中心選手であるFWサルダル・アズムンを警戒している。
準々決勝で復帰した大迫が良いリズムを生み出していた日本。イラン戦では先発での復帰が期待されている。エースが復帰となれば、「間違いなくバリエーションが増えると思います」と長友。「彼が1秒2秒多くの時間をつくってくれる。そのタメでサイドバックだけじゃなく、ディフェンスライン、ボランチ、あと彼の周りにいる攻撃の選手たちがスペースに飛び出していける」と、大迫が入ることで生まれるポジティブな面を語った。
ただ、イランにも際立った存在感を放つ選手がいる。イランのメッシとも呼ばれるアズムンだ。長友は「FWだと、大迫と彼はアジアでもちょっと抜けている選手」とコメント。「足が速くて、ゴールも狙える。そしてパスも出せる。素晴らしいプレーヤー」と絶賛した。だからこそ、「分かりきったことですけど、彼をどう止めるかが僕らが上にいけるかどうかのポイントだと思います」と分析している。
しかし、イランで警戒すべきはアズムンだけではない。昨季のオランダ・エールディビジ得点王であるアリレザ・ジャハンバフシュもケアする必要がある。
マッチアップすることが予想される長友は「すごく良い選手」と評価。「彼の特長であるスピードを出させないようなプレーを。うまく自分の間合いで戦えないとダメだと思う」と警戒し、「今まではちょっと相手のレベルに助けられた部分も正直あったと思う。そういうところは確実に突いてくる。だからもっと集中して」試合に臨むと語った。
(取材:元川悦子【UAE】、文・構成:編集部)
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