ドルトムント戦に出場した浅野拓磨【写真:Getty Images】
ハノーファーのFW浅野拓磨が現地時間26日のブンデスリーガ第19節ボルシア・ドルトムント戦に途中出場した。試合後、自身のコンディションや1-5で敗れたこの一戦を振り返っている。
負傷でアジアカップに臨む日本代表から外れた浅野は、ドルトムント戦でベンチに復帰。味方の負傷により、前半終盤からピッチに立つことになった。
ウォーミングアップなしの緊急出場だったが、「もしかしたら出るというのは言われていた」と浅野。「それが途中からだろうなとは思っていた。その準備はしていた」と話している。
コンディションについては「今週からチームに合流していましたし、ここからは上げていくだけかなと思います」と述べ、ベストな状態に戻るにはもう少し時間がかかるとみられる。
1点ビハインドで折り返したハノーファーは、後半に4失点。首位に力の差を見せつけられた格好になった。
ベンチから見ていた前半のチームについて浅野は、「内容的にそんなに悪くなかった。見ていてもチャンスがあればいけるなという感覚だった」。しかし、「自分がピッチに入って、感じたのとはちょっと違った」そうだ。「前半と後半でがらりと変わっちゃったかなと思う。前から行く体力だったり、なかなか行けない選手も出てきた」と振り返っている。
それだけに、自らの一撃でチームの雰囲気を変えたかった。「そうですね。ホントに攻撃の選手というのは、そのプレーで変えられるポジションだと思いますし、僕もそれができるという自信がある。ゴールが一番良いですけど、自分の強みで雰囲気だったり流れを変えていけるように頑張りたいと思います」と、浅野は大敗を悔やんだ。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)
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