ラツィオのマルティン・カセレス【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのラツィオに所属するウルグアイ代表DFマルティン・カセレスは、古巣であるユベントスに加入することがほぼ確実となった。クラブがメディカルチェックを発表したほか、マッシミリアーノ・アッレグリ監督も加入を認めている。
ユーベは26日にツイッターの公式アカウントで、「マルティン・カセレスがJメディカル(ユベントスのメディカルセンター)へ。ウルグアイ人DFはメディカルチェックを受けるため今朝到着した」とカセレスの写真を添えて発表。メディカルチェックで問題などがない限り、正式加入に至ることは確実な状況となった。
その後行われた記者会見では、アッレグリ監督もカセレスの加入に言及。「単なる穴埋めではなく、強く望んだ補強だ」と述べるとともに、DFメディ・ベナティアがクラブに移籍を要請してきたことも明かした。ベナティアはカタールへの移籍が濃厚と報じられており、カセレスはその代役としての補強という形になる。
過去に2度ユーベに在籍したことがあるカセレスは、移籍後の適応にも全く問題がないことが見込まれる。「彼のことはよく知っている。ユーベに多くのものをもたらしてくれる。すでに準備のできている選手だ。別の選手であれば言葉を学んだり、環境に慣れる必要があっただろう」とアッレグリ監督は話している。
カセレスは2009/10シーズンにバルセロナからのレンタルでユーベに加入。その後スペインに戻ってセビージャへ完全移籍したが、2012年1月にも再びユーベにレンタルされ、翌年から完全移籍して2016年まで在籍した。
この冬の移籍市場ではカセレスに対してボローニャからの関心も伝えられていたほか、J1のヴィッセル神戸へ移籍する可能性があるとの報道もあった。だがイタリア王者の一員としてもう一度プレーすることになりそうだ。
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