【日本 1-0 ベトナム AFCアジアカップ2019・準々決勝】

　AFCアジアカップ2019準々決勝の試合が24日に行われ、日本代表とベトナム代表が対戦。MF堂安律のPKで1点を奪った日本が1-0の勝利で準決勝進出を決めた。

　前半にはDF吉田麻也のゴールをVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の判定で取り消された日本だが、後半には堂安がゴール前で倒されたプレーが一旦流されたあと、VAR判定でPKを獲得。堂安自らが落ち着いて成功させ、この1点が決勝点となった。

　堂安は自らのゴールについて、「いやもう入る気しかしなかったので。自信満々で蹴りました」と試合後にコメント。チームがPKの1点のみで辛勝を収めたことについても、「想定外のことは何もこの大会で起きていないので。今日苦戦することも全て想定内ですし」と動じない様子を見せた。

　ペナルティーエリア内へ飛び出してPKを獲得したプレーについては、「あれこそホントにたぶん森保さんが求めてるサッカーだと思います」と堂安。「今大会初めてじゃないかなっていうくらいの動き出しが少しずつできている。ゴールの場面はホントに（原口）元気くんが素晴らしいボールくれたので、アシストつけてあげたかったかなと思いますけど」と連携の高まりに手応えを感じている。

　南野拓実との連携については、「特に今日の試合は彼にボールを集めていこうっていうのは僕自身、強い気持ちで臨みましたね。出せばシュートまで行ってくれるので、信頼は日に日に試合ごとに大きくなっています」とコメント。後半途中から入った乾貴士については「乾くんとかはね、ホントに天才だと思っているので。一緒にまたピッチに立てれば、見てる人が楽しむようなプレーができると思います」と今後の共演に期待を感じさせている。

　チームとしては苦しい戦いが続いているが、「僕の性格的に自信しか持ってないタイプなので、自信を失うことは一切ないです」と20歳のMFは述べ、「過信にならないようにですけど、圧倒的な自信を持っているつもりでいるので」と頼もしさを見せた。

（取材：元川悦子【UAE】、文・構成：編集部）

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