VARでPK判定。堂安律がゴール
日本代表を率いる森保一監督【写真:田中伸弥】
【日本 1-0 ベトナム AFCアジアカップ2019・準々決勝】
日本代表を率いる森保一監督は、就任後最初の試合となったコスタリカ戦で快勝して以降、無敗を継続している。AFCアジアカップ2019のグループリーグでは、苦しみながらも3連勝をおさめ、決勝トーナメント1回戦でもサウジアラビア代表を1-0で下した。
準々決勝の相手はFIFAランキング100位のベトナム代表。日本代表は1トップに大迫勇也ではなく北川航也を先発起用した。それ以外はサウジアラビア戦と同じスタメンで試合に臨んでいる。
試合開始して14分、カウンターからベトナムに攻め込まれると、ペナルティーエリアの外からグエン・コン・フオンにシュートを打たれた。これはゴール左に外れて失点を免れる。すると24分、コーナーキックから吉田麻也がヘディングシュートを決めて日本に先制点が入った。かに思われたが、吉田の手に当たっていたとして、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の判定によりノーゴールに。
続く29分には、クロスボールに冨安健洋が頭で合わせてシュートを放つ。しかし、ベトナムのGKダン・バン・ラムに防がれ、ゴールとはならなかった。その後はピンチを迎えるシーンもあったが、GK権田修一のファインセーブもあって、お互いに無得点のまま前半を折り返す。
そして57分、ペナルティーエリア内で堂安律がブイ・ティエン・ズンに倒された。VARが使用され、日本にPKのチャンスが訪れる。堂安が自らPKを決めて日本に先制点が入った。対するベトナムも74分、グエン・フォン・ホン・ズイが左足を振り抜いてシュートを放つ。わずかにゴール右に外れて失点を免れた。その後もお互いに攻防が続いたが、先制点を守り切った日本が1-0の勝利をおさめ、準決勝進出を果たしている。
【得点者】
57分 1-0 堂安(日本)
【了】