ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
フランス1部のナントに所属していたアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラは、プレミアリーグのカーディフ・シティへ完全移籍することが決定した。19日に両クラブから発表が行われている。
サラはカーディフと2022年夏までの3年半契約を交わす。移籍金の額は明らかにされていないが、「クラブレコード」と発表されており、英紙『ザ・サン』などでは1500万ポンド(約21億2000万円)と報じられている。以前のクラブ記録は2013年にチリ代表MFガリー・メデルを獲得した際の1100万ポンド(約15億6000万円)だった。
現在28歳のサラはボルドーの下部組織からトップチームに昇格し、下部リーグへのレンタルなどを経て2015年にナントに加入。過去2シーズン連続で二桁の12得点を記録し、今季は前半戦の19節終了時点ですでに自己最多タイの12得点を挙げていた。
昨年10月からナントを率いている元日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏は、チーム得点王であるサラの放出に強く反対し、クラブと衝突していたと報じられている。サラが放出された場合には退任する可能性があるとの見方も伝えられており、去就への影響が気になるところだ。
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