調子の上がらないマドリー
白い巨人が復活の兆しを見せ始めた。勝ち点33で並ぶセビージャを寄せ付けず、2-0と勝利した。今季のレアル・マドリーはなかなか調子が上がってこなかった。フレン・ロペテギは早々に解任され、クラブOBのサンティアゴ・ソラーリが指揮をとることに。就任直後は白星を重ね、そのまま正式に監督の座に就いたが、いわゆる“ブースト”も長くは続かなかった。セビージャ戦を前にマドリーはすでに今季公式戦10敗目を喫しており、これは最近20年間ではワースト記録だという。
思うように得点が奪えず、相手のミスによって得た勝利もあった。昨年末に行われたクラブワールドカップでは問題なく優勝したが、曲者揃いのリーガエスパニョーラではそうはいかず、苦しい戦いを強いられてきた。
セビージャは今季もクオリティをキープしており、マドリーの苦戦も予想された。しかし、蓋を開けてみれば2-0でフィニッシュ。要所で得点を奪い、相手にはチャンスを与えず。白い巨人にとって価値のある勝利となった。
マドリーは復活への道を進んでいくのだろうか。
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