ベスト16の対戦相手はサウジアラビア
グループリーグの全日程が終了したAFCアジアカップ2019。森保一監督が率いる日本代表は3連勝でグループFを首位突破。決勝トーナメントの1回戦(ラウンド16)はシャルジャでサウジアラビアと対戦することになった。
前回まで16カ国が参加で8カ国が決勝トーナメントに進むレギュレーションだったが、今回は24カ国を6組に分け、各組の1位と2位に加えて3位の上位4カ国も決勝トーナメントに進める。
結果的にバーレーン、ベトナム、シリア、オマーンが勝ち上がったが、F組の日本は1位でE組2位、2位でB組1位と対戦することが決まっていた。つまりラウンド16で優勝も狙える強豪と対戦することは宿命づけられていたわけだ。
サウジアラビアは言わずと知れた中東の雄で、ロシアW杯の最終予選でも対戦した。当時はオランダ人のファン・マルヴァイクが率いていたが、予選突破後に退任したため、W杯まで数ヶ月というタイミングでアルゼンチン人のピッツィが率いることになった。ピッツィは2016年にチリ代表を率いてコパ・アメリカ・センテナリオ優勝を果たしたが、南米予選で終盤に失速して敗退してしまった。
その後、2人の監督交代を経てピッツィに白羽の矢が立った。ピッツィはボールを動かしながら人も連動していく攻撃的なスタイルを植え付けようとするが、なかなか浸透しないまま迎えたロシアW杯で開催国相手に惨敗を喫してしまった。そこからウルグアイには守備を固めて善戦するが敗れた。