武藤嘉紀【写真:Getty Images】
【日本 2-1 ウズベキスタン AFCアジアカップ2019・グループリーグF組第3節】
AFCアジアカップ2019グループステージF組最終節の試合が17日に行われ、日本代表はウズベキスタン代表と対戦し2-1で勝利した。
40分にウズベキスタンに先制点を許した日本だったが、3分後には武藤嘉紀のゴールで同点に追いつくと58分に塩谷司のミドルシュートで逆転に成功、グループ首位で予選を突破した。
試合後、貴重な同点ゴールを決めた武藤は「ホントに長らくお待たせしましたという感じですし、まあ自分自身ホント吹っ切れた部分もあるので、今日の1点っていうのは非常に自分にとっても大きいものなんじゃないかなというふうに思います」と喜びを語った。
続けて「スカウティングでもまあクロスの時に相手がかなり下がる傾向があるっていうのをやっぱ監督もおっしゃってましたし、そういった面で北川選手がニアでつぶれてくれて、自分はもうあそこに来るボールを待ってて、ドンピシャで素晴らしいボールが来たので、決めるだけでした」とゴールの場面について振り返った。
2015年10月13日の対イラン戦以来の代表ゴールとなった武藤。「なぜか代表に入ると点が取れないっていうのがホント長く続いて、自分自身もやっぱ少し悩んだ時期もあったんですけど、今日原口選手から試合前にもお前らしさを全部出せば絶対決まるからって言葉をもらって、やっぱすごい後押しになりましたし、ホントに嬉しかったですね」と原口元気の助言が好影響を与えたようだ。
「やっと体が動き始めた。気候にも慣れてきましたし、今日もやっぱり重かったですけど、その中でゴールが取れたってことはチーム全体としてJリーグ組もかなり…、1カ月ぶりとかなのかな。非常にきつかったと思いますけど、やっぱ結果的に僕らが勝ったってのが事実ですし、サブ組でもやっぱ1位通過をかけての戦いで勝てたっていうのは非常に大きいんじゃないかなと思います」とチーム全員で勝ち取ったベスト16を強調した武藤は次のサウジアラビア代表戦で代表初の2戦連続ゴールを狙う。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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