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日本代表 6年前

アジア杯3戦目、8年前の岡崎慎司になるのは誰? 求められる停滞感の払拭、控え陣の奮闘がカギ

text by 元川悦子 photo by Getty Images

伊東にかかる期待。武藤も結果を出さなければ…

「大会の雰囲気は味わえたので、次、出場したらしっかり結果を残したい。得点に絡むことが必要だと思うので、タテへの突破だったり、そこからのクロスといった自分の持ち味を多く出せればいい」と背番号14もよりゴールを強く意識してピッチに立つつもりだ。

 森保体制2得点で、昨年末の流通経済大学との練習試合でもゴールを決めるなど、短時間出場にもかかわらず数字を残している「雑草系スピードスター」は8年前の岡崎に最も近づきそうな雰囲気がある。

 ウズベキスタン戦は先発1トップ出場が期待される武藤もオマーン戦を経験して、森保ジャパンのリズムをつかんだ1人だ。

「オマーン戦で(他の選手と)一緒にプレーしてコミュニケーションは図れた。合わなかったところはしっかり修正したいですし、次のウズベキスタン戦はどういうメンバーになるか分からないですけど、出たメンバーで圧倒しないといけない。自分は全然キレイな選手でもないですし、とにかく走って戦える。そこだけでここまでこれた。それを絶対に忘れちゃいけない」と初心に返って戦おうと決意を固めている。

 マインツからプレミアへステップアップした岡崎を追うように、同じキャリアを積み重ねた武藤にとって先輩FWは身近な存在のはず。だが、代表でのゴール数は岡崎の50に対し、武藤はわずか2。その差を少しでも埋めるべく、ウズベキスタン戦では目に見える結果を追求しなければならない。

 それができなければ代表定着もレギュラー奪取も遠のいてしまう。今回こそは厳しさを持って、研ぎ澄まされたナイフのような鋭い決定力を見せつける必要がある。

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