韓国代表【写真:Getty Images】
韓国サッカー協会が15日、1960年のアジアカップ優勝者に本物の金で作った金メダルを代表選手の遺族に贈呈した。15日に英メディア『BBC』が報じている。
韓国で開催された1960年のアジアカップで、韓国代表は優勝を成し遂げた。名誉ある実績を残したものの、代表選手に渡された金メダルは本物の純金ではなく、金色で塗装された偽物で、簡単にコーティングが剥がれるようなメダルだったという。
それ以来、アジアカップで優勝を逃し続けていることから、“偽メダルの呪い”と言われているようだ。1961年から2019年までの間に、14回アジアカップが開催されている。しかし、予選敗退やグループリーグ敗退などで、58年間タイトルを逃していた。
同メディアによると、2014年頃から順次、偽メダルと本物の金メダルの交換を進めているという。今月も、新たに4人の代表選手遺族に贈呈したとのこと。しかし、まだ8人の代表選手遺族は交換を終えていないようだ。なお、2015年のアジアカップは準優勝。今回の大会では現在、決勝トーナメントまで駒を進めている。
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