森保一監督【写真:舩木渉】
UAEで開催中のアジアカップで2大会ぶりの優勝を目指す日本代表は12日、13日に対戦するオマーン代表戦を前に練習を行った。日本代表を率いる森保一監督が前日会見に臨んでいる。
まず最初に、オマーン戦に向けて「グループリーグ突破に向けて、第2戦になりますが、まずは1戦1戦、この試合に向けてチームとして最善の準備をしていくこと。基本的なことはこれまでと変わらないので、第1戦が終わってからオマーン戦までの間、我々がやれる準備は最善のことをできたと思っているので、明日は選手たちに持てる力を発揮してほしいと思っています」と語り、選手に期待を寄せた。
大迫勇也と東口順昭が明日の試合に出られるのか、初戦からどの程度入れ替えるのか質問されると「まずは大迫ですけど、右の臀部の違和感というところがまた出てきていて、東口は昨日の練習で腰に痛みが出たということで、練習は回避して治療に充てて、早期のチーム合流に向けてやっていくとメディカルからは報告を受けています。明日の試合はおそらく難しいと思いますが、順調に回復すれば早い段階でチームに合流できると思います。チームとして戦力が欠けることはないほうがいいですが、一番痛いのは本人たちだと思いますし、できるだけ早く復帰してくれることを願っています。チーム一丸となって乗り越えていきたいと思います」と、答えている。
大迫の出場が厳しい中で、代わりに出ることになるであろうストライカーたちにどんなことを求めるか聞かれると「最終的に誰が出るかは明日のゲーム直前まで考えて決めたいと思います。それは普段からも考え方でメンバーを決めていますので、明日もいつも通り、何が一番チームにとってベストなのかを考えてメンバーを選考したいと思っています。FWの選手に関してですけど、間違いなく新たに明日先発に入ってもらう選手がいると思いますので、そこでやってもらいたいことはまず得点を奪うこと、得点に絡むということ、攻撃の選手としての役割を出してもらいたいと思います。サッカーに攻撃だけ、守備だけという役割はないので、チームのコンセプトの中で攻撃に、守備に、すべてに貢献してもらいたいと思います」と話している。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
【了】