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大迫勇也、オマーン戦欠場へ。東口順昭も負傷…2連勝を目指す日本代表に再び試練【日本代表前日練習レポート】

text by 編集部 photo by Getty Images

大迫勇也
大迫勇也はトルクメニスタン戦に先発フル出場したが…【写真:Getty Images】

 日本代表は12日、翌日に控えるアジアカップのグループリーグ第2戦・オマーン戦に向けて公式練習を行った。

 試合会場となるザイード・スポーツシティ・スタジアムで午前11時から開始された練習に、大迫勇也と東口順昭の姿はなかった。前者は11日から2日連続でピッチに出ての練習を回避し、後者は初めての欠席となる。

 森保一監督は練習後に行われた記者会見で2人の状態について「大迫は右のでん部の違和感がまた出てきていて、東口は昨日の練習で腰に痛みが出た」と明かした。そのうえで「練習は回避して治療に充てて、早期のチーム合流に向けてやっていく」とメディカルチームからの報告に関しても言及している。

 これにより大迫と東口のオマーン戦欠場は濃厚になった。特にグループリーグ初戦のトルクメニスタン戦で2得点を挙げ、先制を許した苦しい展開の試合で逆転勝ちに大きく貢献したエースストライカーの再離脱はあまりにも痛い。

 前線で絶対的な存在だったFWを欠きながら挑むオマーン戦に向けて、指揮官は「FWの選手には間違いなく新たに明日、先発に入ってもらう選手がいる」と明言している。その候補は北川航也と武藤嘉紀。2人に対して森保監督は「まず得点を奪う、得点に絡む、攻撃の選手としての役割を出してもらいたい」と要求していた。

 武藤はサブ組のみで行われたトルクメニスタン戦翌日の練習でも、気合い十分なプレーを見せていた。西野ジャパンの一員として臨んだロシアワールドカップは不完全燃焼に終わり、森保ジャパンでは初招集となるが、だからこそ燃えたぎる思いを胸に秘めているはず。

 勝てばグループリーグ突破が決まる重要な局面で自らの存在価値をゴールという形で示せれば、それ以上のアピールはない。同じく追加招集だった塩谷司や乾貴士とともに「いつ試合に出てもフィットして彼らの良さを出して、チームに貢献してくれると思う」と森保監督も期待を寄せている。トルクメニスタン戦は交代枠を1人しか使わなかったが、オマーン戦は総力戦になるはず。

 長友佑都は記者会見で「初戦は苦戦しましたが、チームとしてアジアカップを知るという意味では良かった」と語っていた。その教訓を生かし、怪我人の分もカバーしながら総力戦で2連勝でグループリーグ突破を決めたいところだ。

(取材・文:舩木渉【UAE】)

【了】

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