ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
イタリアのユベントスに所属するFWクリスティアーノ・ロナウドが過去に婦女暴行事件を起こしたと疑われている一件で、警察が同選手のDNA提出を要求していることが明らかになった。米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が伝えている。
C・ロナウドは2009年にラスベガスのホテルで女性に性的暴行を加え、その後37万5000ドル(約4060万円)を支払って和解したと2017年4月に独誌『シュピーゲル』が報じた。その後、昨年10月に続報として被害者だとされる女性のインタビューが掲載され、同女性からの訴えを受けたラスベガス都市圏警察では捜査を再開した。
女性の衣服から遺留DNAが検出されたため、警察ではC・ロナウドのDNAとの照合を図るため、イタリア当局に同選手のDNA提出を要請したとのことだ。「他の性的暴行事件と同じ手続き」だと警察は声明で述べている。
C・ロナウド側は以前と同じく、女性との性的関係があったことは否定していないが、合意によるものだと主張。したがって「DNAが存在しているのも、警察が捜査の一環として提出の要請を行うのも驚くべきことではない」と同選手の弁護士はコメントしている。
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